新潮文庫の100冊がくると夏!って感じがする
新潮文庫の100冊は新潮文庫さんが毎年夏に行っている文庫フェアです。
ただのフェアとあなどるなかれ。
毎年オリジナルの購入者特典が大人気。
かなりアツい企画と言えます。
この記事では『新潮文庫の100冊 2022』全100冊の概要と特に私が読みたいと思った3冊を紹介します。
「新潮文庫の100冊 2022」について
期間
「新潮文庫の100冊 2022」は2022年7月1日から全国の書店でスタート。
購入者特典
とってもかわいいキュンタが描かれた『ステンドグラスしおり』(全4種)
全国の参加書店で新潮文庫の100冊対象文庫を一冊買うと、その場でひとつプレゼントされます。
(なくなり次第終了となります)
さらにキャンペーン公式アカウントをフォローし、「#キュンタ」でアップすると、抽選で100名様に『純金キュンタしおり』が当たります!
ステンドグラスしおりの絵柄が夏らしくてめっちゃかわいい
キャンペーンキャラクター
ある日本屋さんにやってきた小さなロボットのキュンタがキャンペーンキャラクターをつとめます。
キュンキュンいいながら泣くので本屋のおじいさんに「キュンタ」と名付けられました。
2022広告
100冊全ての本の特徴が1文ずつで表されています。
全部読むと100冊分。
気になった広告文から本を選ぶことも出来ます。
新潮文庫の100冊 2022対象作品
『新潮文庫の100冊』は対象作品を5つのカテゴリーに分けています。
✔ 恋する本
✔ シビレル本
✔ 考える本
✔ ヤバイ本
✔ 泣ける本
恋する本
その名の通り恋愛をモチーフとした作品が揃っています。
【キッチン】吉本ばなな
祖母の死をきっかけにはじまった不思議な同居生活。
それは寂しくも温かく、そして優しい時間だった。
言わずと知れたロングセラー。
シビレル本
ミステリー・歴史小説など新旧問わずページをめくる手が止まらなくなる作品が揃っています。
【十五少年漂流記】 ジュール・ヴェルヌ
15人の少年たちだけを乗せた船が、ひょんなことから荒海に出てしまった。
大嵐のすえ、船は、とある岸辺に座礁。
どこなのかもわからないこの土地で、彼らは生きるためにさまざまな工夫を重ね、持ち前の知恵と勇気と好奇心で成長していく。
考える本
ノンフィクション・エッセイ・学術書にいたるまで、私たちの知的好奇心を刺激してくれる本たちが揃っています。
【こころの処方箋】河合隼雄
世の中を理不尽に感じたとき、訳もなく不安が押し寄せたとき、生きていく中で困ったことが起きている人にそっと手渡したい一冊です。
私はこの本で心理学に興味を持ちました。
ヤバイ本
決して読後のいい本ばかりではないのですが、何か圧倒されてしまう力のある作品が揃っています。
【火車】 宮部みゆき
休職中の刑事である主人公は頼まれて彼の婚約者の行方を捜すことになった。
自らの意思で失踪、全くつかめない足取り。
なぜ彼女はそこまでして自分の存在を消したがったのか?
ミステリー史に残る傑作。
泣ける本
恋に友情に青春に、対象は様々ながら涙してしまう作品が集まっています。
【夏の庭―The Friends―】 湯本 香樹実
ある老人を「観察」し始めた少年たち。
老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。
夏休みになり、彼らの好奇心は高まるが、不思議と老人は元気になっていく。
いつしか彼らの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。
映画化もされた作品。
読んでみたい本3冊
『カレーライス―教室で出会った重松清―』 重松清
なんといっても気になったのは
「おまえ、もう『中辛』なのか?」
の一文。
子供の頃、甘口カレーを卒業すると大人の一歩仲間入りだと思ったことを思い出しました。
『あつあつを召し上がれ』 小川糸
食べ物をめぐる作品にめっぽう弱いせいか、気になってしまいました。
温かな物語とのことでとても読みたいです。
そういえば、一冊目もタイトルに「カレーライス」が入ってますね。
『手のひらの京』 綿矢りさ
3冊目は綿矢りささんの作品。
関西に住む私にとって京都は身近な土地。
三姉妹(四姉妹も)ものってそれぞれのキャラクターの違いで誰に感情移入するかが変わるので、自分が誰を気にする(気に入る)のかも含めて気になります。
【さいごに】新潮文庫の100冊対象作品はロングセラーを中心にハズレ本なし
いかがでしたでしょうか。
小学生のころは、夏休みの宿題といえば「読書感想文」があった方も多いと思います。
大人になってからの読書は感想文は不要。
読む本も自分で選べます。
新潮文庫の100冊は新潮文庫が力を入れているフェアだけあって、対象作品も魅力的なものが揃っています。
気になる作品がありましたら、ぜひ一度お手に取ってみてくださいね。
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