伊藤沙莉『【さり】ではなく【さいり】です。』感想【家族愛にホロリ】

レビュー
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現在ドラマ・CMなどで引っ張りだこの女優・伊藤沙莉さん。
その伊藤沙莉さんが出した初めての書籍が本書となります。

ここ最近私がずっと気になっていた女優さんでちょうど本を出されるというので、購入しました。

フクミ
フクミ

伊藤沙莉さん、私は声が好きです♪

『【さり】ではなく【さいり】です。』はこんな人におススメ

『【さり】ではなく【さいり】です。』はこんな人におススメ

✔ 伊藤沙莉さんファンの方、気になる方

✔ オズワルドファンの方

✔ つい周りと比べて落ち込んでしまう方

著者

女優・伊藤沙莉さん。
1994年千葉県生まれ。
今ドラマ、CMで引っ張りだこですが、活躍の場はそこでとどまることなく、バラエティーやアニメの声優、ナレーションなど幅広い分野で大活躍されています。
元々は子役をされており、2003年のドラマ『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』でデビュー。
その他『みんな昔は子供だった』『女王の教室』などヒットドラマにも多数出演されていました。

またお笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ伊藤俊介さんが実兄であることも有名ですね。
最近では、伊藤沙莉さんのSNSでもお兄さんに向けてのつぶやきなどを見ることが出来ます。

おススメポイント

家族への思い・愛情が読み取れます

本書は一冊を通して、メインで書いているのはご家族のこと
ファンの方は既にご存じかもしれませんが、著者は幼少の頃から母子家庭で育ちます。
お母さん、お兄さん、お姉さん、そして伯母さん。
4人に愛されて、囲まれて、守られて育った著者が一人一人に対する思いを綴っています。

ご家族4人それぞれに対する深い気持ちを表していますが、私個人的にはお兄さんとの関係性が素敵だなと感じました。

一見飄々とした感じのお兄さんとしっかり者の妹さんに見えるのですが、きっとお兄さんのことすごく頼りにしてますよね。
素っ頓狂だけど、やっぱり長男なんだなとそういうお兄さんのことをとても大事に思う気持ちが表現されています。

写真がたくさん。フォトエッセイとして楽しめる

本書はフォトエッセイとして発売されているだけあり、写真がふんだんに使われています。
表紙のふんわり感も素敵ですが、親友と写っている普段見せない表情、料理や陶芸・乗馬にチャレンジする姿、ポップなお洋服を着こなすなど、ファンの方なら絶対楽しめる写真が満載。

文章のページも章ごとに色で分かれているので、読みやすい印象です。
普段本を読まないという方も雑誌感覚で読めるのではないでしょうか。

コンプレックスに向き合う姿が素敵

先にも書いたように著者は子役として9歳に芸能界入り。
本書を出した時点で芸歴18年のベテランです。
才能あふれる女優さんとして幅広く活躍している彼女を見て「サバサバ」「テキパキ」といった印象を抱く人は多いのではないでしょうか。
私もそんな一人でした。

しかし、著者は自分のことを「ポンコツ」と称します。
お芝居のお仕事以外は出来ない。
数々のバイトをするが、そこで伝説(のミス)を作ってしまったり、
オーディションに落ちまくったり、
学園ドラマに出ればいじめられていたことに後から気づかされたり、
事務所をクビ(!)になったりする。

それでもめぐりあわせや転機がやってきます。
そのときにただ「芝居がしたい」という気持ちに素直に従うことで道が開けてきました。
本人いわく「サバサバ」「テキパキ」こなしてきたわけではない人生。
それでも家族に彼女がそうしたように、お芝居をすること、環境に感謝をしながらがむしゃらに取り組んだ結果、今の活躍につながっていきます。

その姿は取り組む仕事は違ってもなにか私たちにも共感出来る部分があると感じました。

まとめ

『【さり】ではなく【さいり】です。』はこんな人におススメ

✔ 伊藤沙莉さんファンの方、気になる方

✔ オズワルドファンの方

✔ つい周りと比べて落ち込んでしまう方

家族、親友、仕事、ご自身の話をたくさんの写真を交えて語っている本書。
伊藤沙莉さんのファンはもちろんのこと、彼女のファンではない方もきっとその魅力にみせられる一冊となっています。

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