「断捨離」という言葉がすっかり市民権を得たように思えます。
提唱者のやましたひでこさんが『新・片付け術 断捨離』を出版されたのが2009年。
そこから10年以上経過して「はじめての」と冠をつけた本書。
一体どんな内容なのかとても気になって手に取ることにしました。
『ズボラさんでもできる! はじめての断捨離』はこんな人にお勧め
✔ お片付け初心者の方
✔ 断捨離を復習したい方
✔ 一から断捨離をやり直したい方
著者
やましたひでこさん
一般財団法人「断捨離®︎」代表。
1954年東京都生まれ、早稲田大学文学部を卒業されています。
肩書は「クラター・コンサルタント」とされていますが、これは「片付けの指導をする人」のこととのことだそうです。
何を隠そうこの「クラター・コンサルタント」もやましたさんが名付け親。
先も紹介しました「新・片付け術 断捨離」が初の著書です。
これが空前の大ヒット。
日本だけでなく、台湾や中国でもベストセラーになりました。
その後も数々のヒット作を出版し、著作・監修を含めたシリーズ関連書籍は累計500万部を越えるミリオンセラーになっています。
おススメポイント
大判で見やすい
この本はいわゆる大型本と言われるサイズです。
雑誌なんかと同じサイズ感で、ページ数も80ページと薄型。(「新・片付け術 断捨離」は倍以上の191ページ)
非常に手に取りやすいボリュームだと感じました。
断捨離がなんたるか、を知らない人は少ないかもしれませんが、初めてとりかかろうかと思っている方にはとっつきやすい本になっています。
薄型だがエッセンスはぎっしり
大判薄型なのですが、内容が薄いわけではありません。
今までの断捨離本にも書かれていた内容のエッセンスをぎゅっと濃縮している感があります。
そのため、「はじめての断捨離」とタイトルにありますが、断捨離を復習したい方にもピッタリ。
従来の本は文章(もしくは図解)のみだったものが、マンガがカラーで描かれていたり、写真がついているので、その意味でも手に取りやすい内容です。
特に名言集のようなページは大事なところにカラーでライン引きがされていて、刺さります!
場所別・シーン別に細かく分かれていて理解しやすい
断捨離といえば、その考え方もですが、実際にどう実践していくかが大事です。
和室・キッチンなどといった自宅の場所別、また年賀状・お歳暮というシーン別に細かく分けて理解しやすく説明されています。
片付けを苦手とする人(当ブログの筆者を含む)はとかく方法論だけを集めがちですが、まずは1つでも捨てる行動が大事ということを思い起こさせてくれます。
筆者の場合~まとめにかえて~
表紙に「しのごの言わず捨てなさい。」と書かれています。
この言葉のインパクトが当ブログの筆者にはかなり強くて、この本を手に取ってしまいました。
恥ずかしながら断捨離は何度かチャレンジしたものの、毎回挫折するほどの片づけ弱者である筆者。
「また使うかも」「まだ使えるから」「高かったから」「ほしい人に売りたい」
全部筆者当てはまります。
ただおうち時間が増えて最近思うんです。
「これ全部は使ってない」
使っていないもののためにスペースが狭くなったり、気に入っているものがわかりにくくなっていたり、本当に大事なものがわからなくなっているんじゃないかと。
フリマアプリで売ろうと思っているものも、
「売れるかも」と思っても 行動しなければただのゴミ
『ズボラさんでもできる! はじめての断捨離』本文より
確かにおっしゃる通りです。
出品しているものはまだいいです。
でも出品もせず、使いもせず、捨てもしていないものって一体なんでしょう?
ただ置いているのって、それが一番もったいないのでは…と気づきました。
そんなわけで絶賛捨て活中です。
筆者の変化に乞うご期待です!
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