小説などには魅力的な登場人物だけでなく、「本当にあったらいいのに」と思えるお店も存在します。
この記事で実在を希望するお店が登場する作品を集めてみました。
『大事なことほど小声でささやく』 森沢明夫
巨漢マッチョのオネエ、ゴンママが主人公。
そんな主人公がママをやってる『スナックひばり』は一見どこにでもある場末のスナック。
しかし普通のお店と違うのは銀縁メガネの美人バーテンダーかおりと身長2mを超える巨漢ママがいること。
家族、仕事、将来、部下、人生…それぞれに課題を抱える人たちがゴンママの言葉やかおりのカクテルに問題のヒントを得ていく…。
誰もが登場人物の誰かには共感が出来、そっと応援したくなる。
お店に入るのはちょっと勇気がいりそうだけど、「こんなお店があったらいいのに」と思わずにいられません。
人生の苦い部分も感じるけれど、主人公とその周囲の人々の温かい物語。
『スナックキズツキ』 益田ミリ
益田ミリさんの人気コミック。
お酒を出していないスナック、「スナックキズツキ」は傷ついた人にしか見えないという不思議なお店。
そこにやってきた人は何かに傷ついているけれど、店を出るころには不思議に元気になっている。
主人公トウコさんが出す料理や飲み物も魅力的。
北欧風のコーヒーも飲んでみたい!
詳しい感想はこちらに。
『奈良まちはじまり朝ごはん』 いぬじゅん
ならまちのはずれにあるそこは朝ごはんのみを提供する小さなお店。
店主はちょっと偏屈だが味は最高。
ひょんなことからそこで働くことになった詩織と店主の雄也、そしてお店を愛する人たち。
人生の岐路に立たされる人々の背中をちょっとだけ押してくれるそんなお店です。
料理の描写が本当にすばらしくてレシピも掲載。
でも自分で作るよりもこんなお店があったら実際に行って食べてみたい。
まとめ
- 「大事なことほど小声でささやく」 森沢明夫
- 「スナックキズツキ」 益田ミリ
- 「奈良まちはじまり朝ごはん」 いぬじゅん
いかがでしたでしょうか。
実際にあったらいいのにと思えるお店が登場する作品を紹介しました。
気になる作品がありましたらぜひご一読くださいね。
にほんブログ村
コメント