つらいことがあったとき、嫌なことがあったとき。
みなさんはどうしますか?
戦う?
助けを呼ぶ?
引きこもる?
よかったら「逃げる」っていう選択肢も入れてみてください。
少しは生きやすくなるかもしれませんよ。
この本を手に取ったきっかけ
近所の書店で見つけました。
表紙に惹かれたのとパラパラっとしたときに読みやすそうに感じました。
こちらでも紹介していました。
『しれっと逃げ出すための本。』はこんな人におすすめ
『しれっと逃げ出すための本。』はこんな人におすすめ
✔ 今、何かにつらい思いをしている人
✔ 将来に悩んでいる人
✔ 楽に読めるエッセイをお探しの方
著者
ヨシダナギさん。フォトグラファー。
幼少の頃から、アフリカ(マサイ族)に憧れる。
いじめ、不登校を経験し、グラビアアイドルに。
23歳で念願のアフリカに渡航してからは、定期的にアフリカに「通う」ことに。
写真を独学で学び、アフリカやアマゾンの少数民族や世界中のドラァグクイーンを撮影。
2017年日経ビジネス誌で「次代を創る100人」へ選出
また同年、講談社出版文化賞 写真賞を受賞
おすすめポイント
逃げることは悪じゃない
冒頭の話に戻るが、何か自分にとってマイナスなことが起きた時、戦ったり立ち向かったりすることを正しいとする風潮が特に日本には強いように思う。
逃げるのは負け、逃げるのは悪。
それって本当にそうでしょうか。
著者は同級生からのいじめをきっかけに不登校になりました。
学校に行くことは大事なことです。
しかし、自分を守るために学校に行かないことが本当に悪いことなのでしょうか。
我慢して心身の不調につながること、自分の人生を生きられないことが起きるとしたら、そこから逃げるのも一つの方法なのかもと思いました。
その後も問題にぶつかるというよりは、状況を俯瞰してみて、一見その問題を避けているかのように感じる行動をとっているように見えます。
しかし一番大事なのは自分。
自分の人生は自分が主人公という著者の考え方からすると、その行動をとったことに納得させられます。
逃げることは決して「悪」ではない。
逃げる「道」もあると思えるだけで気持ちが楽になる人もきっといると思える一冊です。
自分の人生は自分が主人公
誰もが自分の人生は自分が主人公です。
けれど、実際そのような人日々を送れている人は思いのほか少ないのかもしれません。
上司に気を遣い、同僚に嫉妬をし、SNSの誰かの発言に傷つき…。
誰かが勝手に掲げている常識に振り回される必要はありません。
失敗してもその人が自分の人生の責任を取ってくれるわけではないからです。
必ずしも大きな夢を持つ必要はないし、自分のやってみたい・行ってみたい・会ってみたいは大事にしたらいい。
素直にそんな気持ちになってしまう本です。
気軽に手に取りやすい文の量
本書は全部で144ページです。
読書に慣れている人なら2時間もあれば読み切れます。
普段読書をしない人でも、文字間が詰まっていないので抵抗感が少ないのではないでしょうか。
また各章の終わりに、色付きの短い文章でまとめられているのも読みやすさを支えています。
ボリューム感も中身も手に取りやすいので軽めの本を読みたい人にも、読書に慣れない人、また中高生の方でも読みやすい一冊です。
まとめ
『しれっと逃げ出すための本。』はこんな人におすすめ
✔ 今、何かにつらい思いをしている人
✔ 将来に悩んでいる人
✔ 楽に読めるエッセイをお探しの方
いかがでしたでしょうか。
気になった方、ぜひお手に取ってみてくださいね!
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