ヒトデ『凡人くんの人生革命』感想|ブログ始めてみませんか

レビュー
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ついに出ました!

ブログ界のアイドル、ヒトデさんの初の著書です。

発売日に買い、読ませていただきました。

ヒトデさんはご自身のことを「凡人くん」と評していますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

そしてどうやって人生『革命』を起こしていくのでしょうか?

『凡人くんの人生革命』はこんな人にお勧め

・副業をはじめようと思っている人

・自分なんて平凡だと思っている人

・漫然とサラリーマンを続けることに不安をいただいている人

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著者

ヒトデさん。1991年愛知県生まれ。

株式会社HF 代表取締役でいらっしゃいます。

完全初心者が1か月1万円の収益を目指すコンセプトの「hitodeblog」をはじめ、複数のブログを運営されているブロガーです。

2020年3月現在でブログ収益が月1000万円をあげておられます。

ブログだけではなく、YouTubeでは「ヒトデせいやチャンネル」も開設。

2020年9月現在では登録者数が5万人を突破されています。

その他もコワーキングスペース「ABCスペース」、ブロガー・アフィリエイターのための通信講座「ABCオンライン」を主宰されています。

この本を手に取った理由

この本を手に取った理由は、もともとヒトデさんを存じ上げていたからなのですが、本を読みたいと思ったのは、ヒトデさんの言葉が信用出来ると思ったからです。

私自身はヒトデさんのことは先にYouTubeで知りました。

YouTubeで「ヒトデせいやチャンネル」から、ヒトデさんがブロガーだと知り、「hitodeblog」にたどり着いて、私自身ブロガーになりました。

今となっては我ながら恥ずかしい話なのですが、YouTubeが先だったので当初は「ヒトデせいや」さんだと本気で思っていました(「ヒトデ」さんと「せいや」さんのお二人でYouTubeチャンネルを開設されています)。

でもYouTubeには既にブログで実績をあげたことをお話されていたので、ヒトデさん=凡人が全く結び付きませんでした。

ただ、ヒトデさんのブログにたどり着いて拝読していると、ご自身のいろいろな努力の軌跡が見えたし、伝わってきました。

YouTubeやブログを通じて見えたヒトデさんのお人柄が信じられたので、ヒトデさんの今回初めての著書を読みたいと思いました。

この本のお勧めポイント

自分に正直であることが大事だと思える

ヒトデさんはこの本や今までのブログなどで現在の働き方をする前はサラリーマンをされていたことを書かれています。

サラリーマン時代は「凡ミスや忘れ物が非常に多く、学生時代やもちろん社会人になってからも何度も怒られる」社員だったそうです。

正直今のヒトデさんを見ている限り、多少の謙遜もあるのかなと思いつつ、ヒトデさんが描く「優秀な社員」ではなかったようです。

特別ブラックな会社ではないものの、年功序列や残業する人を評価する、給料が上がらないなど、日本の会社員あるあるが嫌だという気持ちにヒトデさんは蓋をされませんでした。

正直これらのことって、多かれ少なかれどこの会社でもあります。

(そんなの全くないよという会社にお勤めの方、ぜひご一報ください)

しかし逆にそれらがない会社は完全実力主義で、それはそれで別の意味でのしんどさがあるのではないでしょうか。

会社勤めが嫌だとしても、多くの人は「そうはいっても毎月給料はもらえるし」「このご時世転職も大変だし」等々いろんな理由をあげて自分の気持ちに蓋をしてしまいがちだと思います。

または会社は会社と割り切って、趣味や資格取得にいそしんだり。

もちろんそれ自体が悪いわけではないですが、問題は何も解決していなくて、言い方は悪いですが、自分の目先をごまかしているだけの場合もあるのかと思ったりします。

ヒトデさん自身は会社が嫌でブログを始めたわけではないし、最初から収益のためにブログを始めたわけではなさそう(本を読む限り)ですが、結果的に会社以外の収入を得る手段を手にして会社を退職することになります。

会社以外の収入を得ることが出来るようになっても、なかなか会社員をやめようとは…思えない人が多い気がします。

ずっと稼げる保障もないですし。

でもヒトデさんは「ずっと嫌な仕事をしていくのは嫌だ」という気持ちや、先にあげた年功序列、残業を評価、給与が上がらないなどの嫌な面を見てみないふりされませんでした。

ご自身の気持ちに蓋をせず行動をし続けた結果、今のようなご活躍があるんだと思います。

もちろんすべての人が退路を断つことで成功できるということではありません。

ましてやヒトデさんご自身もそういうことをおっしゃっているわけではないのですが、ご自身の「〇〇なことは嫌」という気持ちを大事にした結果が今のようなご活躍につながっていることは明らかです。

嫌は嫌で認めたうえで、何が出来るのか?

どうすれば解決できるのか?その考え方も示しておられます。

このことは次のお勧めポイントでも触れたいと思います。

むやみなジャンプを勧めない

ヒトデさんはこんなに成功している方なのですが…

大ジャンプを勧めているわけではないです。

むしろスモールステップを勧めています。

ヒトデさんご自身はブログを(がんばって)書いて、会社を辞められたと書かれていますが、決して書いただけではないです。

もちろん最初は趣味のブログだったとおっしゃっています。

でもそれが単に書いただけではない(読む人によってわかりやすい工夫とか、内容のインプットとか)ことはこの本でもいろいろなブログからも明らかです。

「学歴や人脈がなくても嫌なことからは抜け出せる」とは書かれていますが、それは何もしなくてもいい、ということではないです。

「学歴や人脈がなくても(正しい行動をすれば)嫌なことからは抜け出せる」ということだと思います。

人によっては嫌なことは違います。また我慢の許容度も違います。

残業が絶対嫌という人もいれば、年功序列が嫌という人もいれば、転居を伴う転勤が嫌だという人もいれば、よくわからないボランティアという名の会社行事に参加させられるのが嫌という人もいます。

全部嫌だけど、全部が揃った会社がないとすればどれが一番嫌か、何があればそれは我慢できるのか。

別の部署ではだめなのか?別の会社ではだめなのか?

「不安点を洗い出す」として提案してくださっています。

誰でもフリーランスに!独立を!なんてことを言ってるわけではないです。

副業をするための時間づくりについて、生活面でもすごくストイックなことを勧めているわけではないです。

朝型になる(これだけでも結構大変に感じる方もおられるかもしれませんが)とか、散歩をするとか、自分ががんばれば明日からでもスモールステップが踏み出せることを示しています。

お金の面でもいきなりハードルが高いことを言ってるのではなく、固定費を見直すという誰にでも当てはまることをまず勧めておられます。

数あるビジネス書の中には「いやそれはあなただからできたんでしょ」というようなレベルのことを「誰でもできます」「私が出来たんだから」と言われる方がいて、読者を「やっぱり特別な人は違うよね~」と思わせる人もおられます。

ヒトデさんは大けがのリスクのある無理な大ジャンプではなく、誰でも(やろうと思って行動すれば)出来るスモールステップを提案しているんです。

それは、ご自身が特別な学歴や才能がないごくごく普通の凡人くんの感覚をお持ちで、私を含める凡人の人たちの気持ちがわかるからでしょう。

(決して私自身はヒトデさんは凡人だとは思っていません。ただ、凡人の「感覚」はお持ちだと思います。)

そしてスモールステップこそ最初の一歩という「行動」につながりやすいことをよく理解されているのだと思います。

まとめ

一冊を通して一番感じたことは「やはり行動こそ全て」ということです。

いいことを聞いて「よかった」で終わったり、早起きなんて無理といって諦めたり、どうせ自分にはとすねて終わるのでは何も変われないことはもうすでに明らかなことです。

時間が解決してくれることも多少はあると思いますが、やっぱり根本的には何も変わらないです。

それよりも30分でもいいから早く起きれるようにしたり、まずは1冊本を読んでみるでもいいし、無料ブログサービスからでもいいから記事を1つでも書いてみたり、最初の一歩を踏み出すことが大事だということがすごく伝わりました。

小さなステップはものすごく賢くてお金や人脈がある人しか出来ないわけではないです。

そしてその小さなステップはきっと私たちに何かをもたらします。

あなたも、元「凡人くん」のヒトデさんの言う『小さな革命』を起こしませんか?

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