2021年はこのブログを開設した年になりました。
当初は方向性が全く見えませんでしたが、大好きな本を中心としたブログに落ち着きつつあります。
さてこの記事では今年2021年読んだ中で一番面白いと私が思った本を勝手に『2021年フクミ大賞』として紹介します。
2021年フクミ大賞は『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』
2021年のフクミ大賞は藤谷千明さんの『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』に決定しました。
選考理由
今年読んで面白かった、感動した本は他にもたくさんあったのですが決めたポイントは以下の点でした。
ひたすら共感につぐ共感だった
この本、オタクにとっては共感に次ぐ共感、まさに「共感しかない」状態です。
今でこそオタクにも市民権を得られる時代になりましたが、やっぱり今でも推しに時間やお金を使うことを良しとしない人がいるのも事実です。
(いや、あなたに迷惑かけたことあります?って話ですが)
周りが見えない自分さえよければ…というオタクはどうかと思うこともありますが、著者はいたって冷静。
だからこそ周囲との調和が必要な共同生活を選択出来ているし、共感も得られているんだと思います。
明るい気持ちになれる一冊
なんといってもこれが一番です。
読んで読後が気持ちよかった。
著者は夢見がちなわけでもなく、楽しみながら、リアルな問題を解決しています。
一つ目の理由ともリンクしますが、自分のことだけを語っているのではなく周囲も巻き込みながら、楽しく前に進んでいるのがすごくいいと感じました。
そう感じたのは、私自身の「あこがれの姿」だから、なんだと思います。
この大賞発表の理由を考えながら気づきました。
詳しい感想はこちらに。
2021年フクミ特別賞
当初は大賞のみのつもりでした。
しかし2021年はたくさんのいい本に出会うことが出来ました。
そこで特別賞を設定しました。
2021年フクミ特別賞は 有川浩さんの『明日の子供たち』です。
選考理由
この作品との出会いは2021年ブロガー仲間のさとさんからおススメされたのがきっかけでした。
\さとさんのブログはこちらから/
いい作品は本編終了してからも気が抜けないと教えられたから
もちろん本編もすばらしいのです。
主人公の児童養護施設職員、彼の周囲の生徒、職員たちの群像劇。
トラブルも上手くいかないこともたくさんあるけれど、みんなそれぞれの立場で一生懸命生きている。
その成長をつい応援するし、共感する。
ただ、この作品で一番衝撃だったのは本編終了後のあとがき。
これからこの作品を読まれる方は、本編だけでなくぜひ最後の最後まで読んでほしいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いずれも2021年に管理人フクミが面白いと思った本です。
もしよかったら、ぜひご一読ください。
来年もフクミ大賞を決定できるくらい本を読む時間を作っていきたいと思っています。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
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