36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ お気楽ひとり暮らし。｜感想

「36歳独身」「派遣OL」「女子力ゼロ」と３つのキーワードが並んでいます。
年齢も職業も違いますが、女子力ゼロの私にはとても気になるタイトル。
読んでみましたので、お付き合いください。

※ご承知の方も多いかと思いますが、著者はこの本を出版後ご結婚されています。
著者のバックボーンは考慮せず、本書の感想としてこの記事は構成しています。

この本を手に取ったきっかけ

近所の書店で見つけました。
タイトルが気になったのと、パラパラと中を見たときに写真と文のバランスがよかったこと、取り上げている内容に興味を持って読んでみることにしました。

『36歳独身、派遣OL、女子力ゼロ お気楽ひとり暮らし。』はこんな人におすすめ

著者

yorikoさん。派遣OL兼YouTuber。
本書の中では大阪在住と記載されています。

おすすめポイント

将来の不安を感じているのは自分だけではないと感じる

ミニマリストとしての生活をYouTubeやブログで発信している著者。
そのきっかけとしての失恋や、派遣OLとして考える将来のことなどを素直に綴っています。

でも実際は既婚でも未婚でも、正社員でも非正規雇用でも、男性でも女性でも将来の不安は感じるものじゃないかなと著者よりちょっとだけ先を生きる私は思うのです。
ただ不安を感じる気持ちはとても理解が出来ます。
そして著者はその不安を素直に表現していると感じました。

同じような世代の方だけでなく、世代を超えて彼女の気持ちが伝わるのではないでしょうか。
そして今まさに不安を感じている方には、「自分だけじゃない」と感じていただけると思います。

ミニマリストとしての著者の考え方と実践がわかる

現在はミニマリストとして生活している著者は元々はマキシマリストだったとのこと。
その著者がミニマリストに目覚めたきっかけなどの気持ちの動きだけでなく、実際どのようにモノと対峙してるのか、どのようにモノを選んでいるのかなど方法論も展開。
写真も多く活用しているのでわかりやすいです。

お金の不安をなくすために行動している

元々は正社員で就職していた著者。
派遣OLとして働くことになり、収入が減りました。
減った分を副業で補おうと考えます。
その副業はいわゆるアルバイトのような労働収入で補う人が多いのですが、著者はストック型収入で補うことを考え行動にしました。

著者はミニマリストとしての生活をブログやYouTubeで発信し、その広告収入を得ています。
それにより貯金できるようになり、なにより自分に自信がついたといいます。

※節約法などの記載もありますが、特段目新しい情報の記載とは感じられませんでした。
しかしそういったことも副業との合わせ技で考えていくという観点は大事だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
全体を通して「自分の生活を楽しむ」ということを大事にされていることがよくわかる一冊になっていました。
気になられる方はぜひご一読を。