なかなか衝撃的なタイトルです。
無職だけでも穏やかではないのですが、「ときどきハイボール」ときました。
こんなタイトルがついていたら手に取らないわけにいかないのです。
この本を手に取ったきっかけ
地元書店にて食をテーマにした本のコーナーが特設されていて、その中の1冊。
タイトルで目を奪われ、帯に心を奪われ手に取ることになりました。
『無職、ときどきハイボール』はこんな人におすすめ
『無職、ときどきハイボール』はこんな人におすすめ
✔ お酒好きな方
✔ 肩の力を抜いて読める本をお探しの方
著者
酒村ゆっけ、さん。文章家、YouTuber。
新卒入社半年にして会社を退職。その後ネオ無職女子としてYouTubeデビュー。
独特の語り口と飯テロならぬ酒テロで人気に。
本書は初のエッセイ集。
おすすめポイント
楽しくお酒を飲んでる姿にこちらも楽しくなる
とにかく飲んでる描写がずっと続きます。
これだけ飲んでいて、どうして太らないんでしょう?(そして美人)
という別の方向に疑問も生じるのですが、それはさておき。
一冊通してずっと飲んでいます。
そしてとにかく楽しそう。
ご時世的なこともあり、外で飲むことはなかなか出来ません。
さらに酒飲みというと、あまり世のイメージは良くない印象があります。
しかし、楽しく人に迷惑かけず飲んでる姿はこちらも楽しくなります。
またお酒のお供に出てくる料理のおいしそうなこと。
特別すごいお店に行っているわけではなく、よくあるチェーン店がほとんどなのですが、どこでもお酒は楽しめるしどこでも居酒屋なのです。
みんなが知ってるメニューだからこそ、容易にその場面を想像することが出来るし、飲みたい気持ちを引き起こさせます。
私もお酒飲みたくなりました。
独特の表現に肩の力が抜ける
ビール、ハイボール(ときにストロングゼロ)を彼氏と称し、ダメ男と言っています。
ずっとそばにいて離れず、気を遣わないことを言い表していて、確かに言い得て妙。
またその独特の表現はお酒だけでなく、お酒のお供の食べ物たちにも。
『焼肉きんぐ』の4大名物を名作『花より男子』のF4に例えられそうと言ってみたり。
『富士そば』のコロッケそばは、心が枯れそうな時に救ってくれた「限界飯」と呼んでみる。
思い起こせば誰にもF4か!と思えるような料理(好きな料理とか好きなお菓子とか)があるし、つらいときにこれ食べればちょっと気持ち救われるといった料理がありますよね。
独特な表現ではありますが、内容はすっと入ってくるから不思議です。
なんといっても飲んだり食べたりしている本なので、ずっと気持ちは楽に読めます。
基本的に「おいしい」。
その気持ちがすごく伝わるので。
まとめ
どうでしょうか?お酒飲みたくなりましたか?
私はマッコリが飲みたくなりましたよ。
『無職、ときどきハイボール』はこんな人におすすめ
✔ お酒好きな方
✔ 肩の力を抜いて読める本をお探しの方
気になる方はぜひご一読を!
にほんブログ村
コメント