「私らしい暮らし方」とか「ひとり暮らし」なんていうと、往々にして20代もしくは30代向けの書籍が多いのではないでしょうか。
私は書店でこの本を見つけ「50代からの」というタイトルと、著者ご自身が40代半ばで再びひとり暮らしを開始されたとのことで読んでみたいと思いました。
『50歳からの私らしい暮らし方』はこんな人にお勧め
✔ 漠然と50代以降の生活に不安がある方
✔ 小さく身軽な生活をしたい方
✔ 自分らしい生き方を探している方
著者
柿崎こうこさん
1970年青森県生まれ。
イラストレーター
高校を卒業後、地元のデパートに就職するが、絵を描く仕事を諦められず、上京。
セツモードセミナーに入学し2年間デッサンを勉強。
現在は、雑誌や書籍、広告媒体などでイラストレーターとして活動されています。
お勧めポイント
写真やイラストが豊富
文章がやさしく読みやすいのですが、それだけでなくイラストや写真が豊富でさらっと眺めるだけでも気持ちが良くなります。
家具や食器など実際にどんなものをチョイスされているのか写真が掲載されていて、具体的にわかりやすいです。
暮らし方の工夫が無理のない内容
「小さな生活」はいわゆる「便利な生活」の対局にあるように感じることが多く「不便」「面倒」なイメージがありました。
しかしこの本での紹介されている内容は、そのようなものではなく「ほんのちょっとした工夫」だと感じました。
例えば、竹炭の利用にしても消臭・除湿効果が落ちてきたら水洗いして再利用して、もう使えなくなってしまったらガーデニングの土に混ぜてしまうとのこと。
化学物質使うよりもエコだし、そこまでの面倒は感じません。
また「なくすもの」だけでなく、「買ってよかったもの」も紹介されているのがいいです。
もちろん余計なもの・無駄なものはない方がいいですが、不便な生活は快適とはいえませんから。
人間関係の軽やかさ
大人の女性が快適に暮らす要素の一つは人間関係において「依存しすぎないこと」だと思います。
本書でも「女ともだち」との距離感について書かれています。
同性の友達との関わりは居心地がいいのですが、必要以上に距離を詰めすぎると依存が生まれやすいし、かといって友達は大事にしたい。
自宅のカギを預けることが出来るくらいの関係でありながら、お互いに依存しない友人関係を築けるのは距離感を大事にされているからではないかと思います。
また故郷に住むお母様についても、お仕事の一部(経理関係)をお願いすることで新たな一面が見えたとのこと。
身内との関係は一番難しいところですが、一人の人間・女性として尊敬されているのが文章から読み取れます。
まとめ
タイトルに「50代からの」と入っていますが、50代以上の方向けというよりは、40代でも、それ以下でも素敵に生きる大人の女性を目指す人が読む本ではないかと思いました。
また50代以上の方でも、これからもっと快適に身軽に生きたいと思う方にちょっとしたヒントをくれている本です。
『50歳からの私らしい暮らし方』はこんな人にお勧め
✔ 漠然と50代以降の生活に不安がある方
✔ 小さく身軽な生活をしたい方
✔ 自分らしい生き方を探している方
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